車のドアボタンが反応しない原因として、スマートキーの電池切れの次に考えられるのが、バッテリー上がりです。バッテリーが上がると、ドアロックシステムだけでなく、エンジンや電装品など、車全体の機能が停止してしまいます。バッテリー上がりの主な原因は、長期間車を使用していないこと、ライトの消し忘れ、半ドア、室内灯のつけっぱなしなどです。また、冬場など気温が低い場合は、バッテリーの性能が低下し、バッテリー上がりが起こりやすくなります。バッテリーが上がると、ドアボタンを押しても、ドアロックが全く反応しません。また、キーを差し込んで回しても、エンジンがかかりません。さらに、メーター内のランプが点灯しない、ヘッドライトが暗い、クラクションが鳴らないなどの症状も現れます。バッテリー上がりの対処法としては、まず、ジャンピングスタートを試みます。ジャンピングスタートとは、他の車のバッテリーと、ブースターケーブルを使って、エンジンを始動させる方法です。ブースターケーブルは、カー用品店などで購入できます。ジャンピングスタートの手順は、まず、救援車のバッテリーと、故障車のバッテリーを、ブースターケーブルで接続します。接続する際は、プラスとマイナスの端子を間違えないように注意しましょう。接続後、救援車のエンジンを始動し、数分間待ちます。その後、故障車のエンジンを始動させます。エンジンがかかったら、ブースターケーブルを取り外します。取り外す際は、接続した時と逆の手順で行います。ジャンピングスタートでエンジンがかからない場合は、バッテリーの寿命や、他の原因が考えられます。この場合は、ロードサービスや専門業者に連絡しましょう。バッテリー上がりを防ぐためには、定期的に車を運転すること、ライトの消し忘れや半ドアに注意すること、冬場はバッテリーの保温対策を行うことなどが大切です。また、バッテリーの寿命は、3~5年程度です。定期的に点検し、必要に応じて交換するようにしましょう。
バッテリー上がりとドアロックの関係、対処法は?