キーボックスは、鍵の保管や共有に便利なアイテムですが、様々な種類があり、設置場所や防犯性など、考慮すべき点も多くあります。今回は、キーボックスの選び方について、種類、設置場所、防犯性の観点から解説します。まず、キーボックスの種類についてです。キーボックスには、大きく分けて「壁掛けタイプ」「据え置きタイプ」「南京錠タイプ」の3つがあります。「壁掛けタイプ」は、壁にネジなどで固定するタイプです。設置場所を取らず、すっきりと設置できますが、壁に穴を開ける必要があるため、賃貸住宅などでは注意が必要です。「据え置きタイプ」は、棚の上や机の上などに置いて使用するタイプです。設置が簡単ですが、持ち運びが容易なため、盗難のリスクがあります。「南京錠タイプ」は、南京錠で施錠するタイプのキーボックスです。南京錠を、ドアノブやフェンスなどに取り付けて使用します。設置場所を選ばないというメリットがありますが、南京錠自体の防犯性が重要になります。次に、設置場所についてです。キーボックスの設置場所は、防犯性と利便性を考慮して決める必要があります。人目につきにくい場所、かつ、自分や家族が使いやすい場所を選ぶことが大切です。例えば、玄関ドアの内側や、ガレージの中、勝手口付近などが考えられます。ただし、屋外に設置する場合は、雨風にさらされるため、防水・防塵性能の高いキーボックスを選ぶ必要があります。そして、防犯性についてです。キーボックスは、鍵を保管するためのものであるため、防犯性が最も重要です。ダイヤル式やプッシュボタン式のキーボックスの場合は、暗証番号が簡単に推測されないように、誕生日や電話番号などの数字は避けましょう。また、定期的に暗証番号を変更することも大切です。シリンダー式や南京錠式のキーボックスの場合は、ピッキングや破壊に強い鍵を選びましょう。ディンプルキーや、CPマーク(防犯性能の高い建物部品に付けられるマーク)が付いている鍵などがおすすめです。キーボックスを選ぶ際には、これらの種類、設置場所、防犯性に加えて、価格やデザインなども考慮して、自分に合ったものを選びましょう。
キーボックスの選び方ー種類、設置場所、防犯性