「うちの玄関にも、スマートロックを付けられるのかな?」。その疑問に答えるための、最も確実で、簡単な方法は、自宅の玄関ドアの内側を、じっくりと観察し、いくつかの重要なポイントを、チェックすることです。専門的な知識がなくても、誰でもできる、簡単なセルフ診断法をご紹介します。まず、ステップ1として、あなたの家の鍵の「施錠方法」を確認しましょう。ドアの内側から、鍵を閉める時に、どのような操作をしますか? 指でつまんで、くるりと回す「サムターン」が付いていますか? もし、この回転式のサムターンが存在すれば、スマートロックを取り付けられる可能性は、ぐっと高まります。後付けスマートロックの多くは、このサムターンを、モーターで物理的に回転させる、という仕組みで動いているからです。次に、ステップ2として、その「サムターンの形状と、その周辺のスペース」を確認します。スマートロック本体は、このサムターンを、すっぽりと覆うように設置されます。そのため、サムターンの周りに、本体を貼り付けるための、平らで、十分なスペースがあるかどうかが、極めて重要です。メジャーを取り出し、サムターンの中心から、上下左右に、製品のサイズ(多くは縦10cm、横6cm程度)以上の、平坦な面が確保できるかを、測ってみましょう。この時、ドアの縁や、装飾的な凹凸が、邪魔にならないかも、確認します。ステップ3は、「サムターンの高さ」です。台座から、つまみの先端までの高さが、製品の規定範囲内に収まっているかを確認します。つまみが高すぎたり、低すぎたりすると、モーターの力が、うまく伝わりません。そして、ステップ4として、「サムターンの硬さ」も、意外な盲点です。あまりにも固く、回すのに、かなりの力が必要なサムターンは、スマートロックのモーターの力では、回しきれない可能性があります。これらの基本的な項目をクリアしていれば、多くの後付けスマートロックが、あなたの家の玄関に、取り付けられる可能性は高いと言えるでしょう。最終的な判断は、メーカーのウェブサイトにある、より詳細な「取り付け診断」で行うのが確実です。
我が家の鍵にスマートロックは付く?簡単診断法