ドアのラッチの調子が悪い場合、修理で直るのか、交換が必要なのか、迷う方もいるでしょう。また、自分で修理できるのか、業者に依頼すべきか、判断に困ることもあるかもしれません。今回は、ドアのラッチの修理について、自分でできる場合と業者に依頼すべき場合、それぞれの判断基準について解説します。まず、自分でできるラッチの修理としては、以下のようなものがあります。「ラッチの清掃」:ラッチにホコリや汚れが付着している場合は、柔らかい布やブラシなどで、汚れを取り除きましょう。「潤滑剤の塗布」:ラッチの動きが悪い場合は、鍵穴専用の潤滑剤を、ラッチの隙間から少量吹き付け、ドアノブやレバーハンドルを何度か操作することで、ラッチの動きが改善する場合があります。「ストライクの位置調整」:ストライクの位置がずれている場合は、ストライクのネジを緩め、ラッチが引っかかるように位置を調整し、ネジを締め直すことで、ドアが閉まるようになる場合があります。これらの対処法を試してもラッチの調子が改善しない場合は、ラッチ内部のバネの故障や、ラッチの変形、ドアノブ、レバーハンドル、錠ケースの故障などが考えられます。これらの部品の修理や交換は、専門的な知識や技術が必要となるため、DIYでの修理はおすすめできません。鍵の専門業者に依頼して、修理または交換をしてもらいましょう。業者に依頼するメリットは、確実かつ安全に問題を解決してくれることです。専門業者は、様々な種類のラッチに対応できるよう、専用の工具や技術を持っています。また、故障の原因を特定し、再発防止策を提案してくれることもあります。一方、業者に依頼するデメリットとしては、費用がかかることが挙げられます。ラッチの修理費用は、故障の原因や程度によって異なりますが、数千円から数万円程度が相場です。交換費用は、ラッチの種類や取り付け費用によって異なりますが、数千円から数万円程度が相場です。自分で修理できるかどうか、業者に依頼すべきかどうかは、ラッチの状態や、自分のDIYの経験、技術力などを考慮して、慎重に判断しましょう。