キーボックスは、種類によって設置方法が異なります。今回は、キーボックスの主な種類である「壁掛けタイプ」と「据え置きタイプ」の設置方法と、設置する際の注意点について解説します。まず、「壁掛けタイプ」のキーボックスの設置方法です。壁掛けタイプのキーボックスは、壁にネジなどで固定して使用します。設置する場所を決め、壁にネジ穴を開けます。ネジ穴の位置は、キーボックスの取り付け穴に合わせて、正確に測りましょう。壁の材質によっては、下穴を開ける必要があります。例えば、コンクリート壁の場合は、コンクリートドリルで下穴を開け、コンクリートプラグを打ち込む必要があります。石膏ボード壁の場合は、石膏ボード用のアンカーを使用する必要があります。ネジ穴を開けたら、キーボックスを壁に当て、ネジで固定します。ネジを締めすぎると、キーボックスが破損したり、壁が傷んだりする可能性があるため、注意が必要です。次に、「据え置きタイプ」のキーボックスの設置方法です。据え置きタイプのキーボックスは、棚の上や机の上などに置いて使用します。設置は簡単ですが、持ち運びが容易なため、盗難のリスクがあります。そのため、据え置きタイプのキーボックスを設置する際には、以下の点に注意しましょう。人目につきにくい場所に設置する。キーボックスを、棚や机などに固定する(両面テープやワイヤーなどを使用)。キーボックスの中に、重りを入れる(持ち運びを困難にする)。キーボックスの設置場所は、防犯性と利便性を考慮して決める必要があります。人目につきにくい場所、かつ、自分や家族が使いやすい場所を選ぶことが大切です。また、屋外に設置する場合は、雨風にさらされるため、防水・防塵性能の高いキーボックスを選び、定期的にメンテナンスを行う必要があります。賃貸住宅の場合は、壁に穴を開けることができない場合があります。その場合は、ドアに引っ掛けるタイプのキーボックスや、穴を開けずに設置できるタイプのキーボックスを選びましょう。キーボックスの設置は、DIYでも比較的簡単に行えますが、不安な場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。
キーボックスの設置方法ー壁掛け、据え置き、注意点