レバーハンドルが故障した場合の原因と対処法
レバーハンドルは、握り玉タイプに比べて操作が楽なため、近年人気が高まっています。しかし、レバーハンドル特有の故障も存在します。最も多いのが、レバーハンドルが下がったまま戻らない、またはグラグラするといった症状です。この原因の多くは、内部のスプリングの破損や摩耗です。スプリングは、レバーハンドルを元の位置に戻す役割を担っていますが、長年の使用や強い衝撃によって破損したり、摩耗して弾性を失ったりすることがあります。この場合、スプリングの交換が必要になります。スプリングの交換は、比較的簡単な作業ですが、レバーハンドルを分解する必要があります。分解方法は、レバーハンドルの種類によって異なりますが、一般的には、まずレバーハンドルを固定しているネジを外し、次にレバーハンドル本体を取り外します。その後、内部のスプリングを取り出し、新しいスプリングと交換します。スプリング交換後は、逆の手順でレバーハンドルを組み立てます。組み立てる際は、ネジを締めすぎないように注意しましょう。締めすぎると、レバーハンドルの動きが悪くなることがあります。また、レバーハンドルが回りにくい、または異音がする場合は、内部の汚れや錆びが原因である可能性があります。この場合は、レバーハンドルを分解し、内部を清掃したり、潤滑剤を塗布したりすることで改善する場合があります。清掃や潤滑剤の塗布は、定期的に行うことで、レバーハンドルの寿命を延ばすことにもつながります。レバーハンドルの故障は、放置するとドアが開かなくなるなどのトラブルにつながる可能性があります。早めに対処することが重要です。