ドアクローザーは、ドアが自動的にゆっくりと閉まるようにする装置です。しかし、長年使用していると、ドアの閉まる速度が速すぎたり、遅すぎたり、途中で止まってしまったりすることがあります。このような場合は、ドアクローザーの調整が必要です。今回は、ドアクローザーの速度調整方法と、調整する際の注意点について解説します。まず、ドアクローザーの速度調整は、多くの場合、ドアクローザー本体にある調整ネジを回すことで行います。調整ネジは、通常、2つまたは3つあり、それぞれ「第1速度調整ネジ」「第2速度調整ネジ」「第3速度調整ネジ(ラッチングアクション調整ネジ)」などと呼ばれています。「第1速度調整ネジ」は、ドアが開ききった状態から、閉まり始めるまでの速度を調整します。「第2速度調整ネジ」は、ドアが閉まる途中の速度を調整します。「第3速度調整ネジ(ラッチングアクション調整ネジ)」は、ドアが閉まる直前の速度を調整し、ドアが確実に閉まるようにします。調整ネジを回す方向は、時計回り(右回り)に回すと速度が遅くなり、反時計回り(左回り)に回すと速度が速くなるのが一般的です。ただし、メーカーや機種によって、調整ネジの配置や回す方向が異なる場合があるため、必ず取扱説明書を確認してから調整を行いましょう。調整する際には、少しずつネジを回し、ドアの開閉を繰り返しながら、適切な速度になるように調整しましょう。一度に大きくネジを回してしまうと、ドアが急に閉まったり、全く閉まらなくなったりする可能性があるため、注意が必要です。また、調整ネジを回しすぎると、ネジが外れてしまったり、ドアクローザーが故障したりする可能性があります。調整ネジは、回しすぎないように注意しましょう。ドアクローザーの調整は、DIYでも比較的簡単に行うことができますが、調整ネジの場所が分からなかったり、調整がうまくいかなかったりする場合は、無理をせず、専門業者に依頼することをおすすめします。
ドアクローザー調整、自分でできる!速度調整と注意点